CONCEPT

健康になる家

コアプランニングの家は、ドイツで生まれた「パッシブハウス」の考え方に基づいています。パッシブハウスとは、空調や暖房器具を使わなくても、家の中の温度が自然と快適に保たれる工夫がされた家のこと。冬は太陽の光をたっぷり取り入れて暖かくし、逆に夏は光を遮る工夫で涼しくします。しかも、家の中のどの部屋にいてもほぼ温度が一定です。トイレや脱衣所が寒いと感じたことはありませんか。室温の違いはヒートショックの原因。安全なはずの家の中で、大きなリスクを抱えることになります。

過度な空調に頼らず、どの部屋も快適なコアプランニングの家は、体調を管理しやすく、ヒートショックの対策にもなります。いわば「健康になる家」なのです。

 

コストはトータルで考える

嘘のような話で、よく電気設備会社の方にも驚かれるのですが、コアプランニングの家は一棟まるごと6畳タイプのエアコン1台で空調が行き届きます。もちろん部屋を区切っている場合は各部屋にも、ということになりますが、家自体にはそれほど高い断熱性能があります。冬はあたたかさを、夏は涼しさを閉じ込めて外に逃がしません。「それでは換気が心配」と思われるかもしれませんが、そこも大丈夫です。入れ替える空気の温度も管理しながら、24時間換気しています。

これほど高性能の家なので、建築コストはそれなりに必要です。しかし、光熱費のことまで含めて考えれば、むしろコストパフォーマンスに優れています。私たちは、建築コストだけでなく、長く続くその後のライフプランまで考えたトータルコストでの家づくりを提案しています。

資産価値になる家づくり。

かつて日本の家は、子どもが代々引き継ぐ物でした。それができるほど丈夫で、長持ちしていたのです。それがいつの間にか、家は大きな消耗品のようになりました。「30年住めればいい」というふうな考えがまかり通っています。私たちは、そこに大きな疑問を感じています。本当の意味で丈夫な家は、100年だって住むことができるのです。

木の特性を正しく生かせば、年月が経つほど耐久性は上がります。そのために必要なことは、家の核となる部分にコストをかけて丁寧に作ることです。家の基本がしっかりしていれば、リフォームも簡単になります。「古いから立て直す」のではなく、必要な部分だけ変えていくのが本来の家の姿ではないでしょうか。人生のさまざまな状況に合わせて、いつでも家をカスタマイズできる。これこそ「資産価値になる家」です。